この作品は、詩人アーサー ビナードさんから聞いた話を元に描きました。
まずは、このお爺さん、谷口スミテルさんという方。
長崎で16歳の時、被曝しました。
その時の写真が、軍の資料として残っていて、今もNETで見られますが
背中が溶岩のように爛れて、まず助からないだろうと思われる写真です。
しかし、奇跡的に、御健在で、オバマ大統領の広島訪問も、
特別、評価はしていません。

話は、映画「ローマの休日」に移ります。あの映画のモデルは、
イギリスのマーガレット王女と 新聞記者ピーター・タウンゼント、
元飛行士で撃墜王という、2人の悲恋と言われています。
2人は他の人と、それぞれ結婚しますが、別れます。

そして ピーター・タウンゼントは、ビックリなのですが、長崎で被曝した
谷口スミテルさんに、日本に会いに来て
「ナガサキの郵便配達」という本を出版するのです!

「ローマの休日」と「ナガサキの郵便配達」の関係性を、
もっと知らしめたいと思い、今回は、描かせて頂きました!

『ローマとナガサキの関係 

2016. 7. 7